症例
広範な壊死およびメトトレキセート休薬以前に自然消退を示した節外性Epstein‒Barr ウイルス陽性メトトレキセート関連リンパ増殖性疾患の1例
杉浦 拓未
1
,
米田 憲秀
1
,
池田 博子
2
,
林 克洋
3
,
西川 晋吾
4
,
井上 大
1
,
吉田 耕太郎
1
,
蒲田 敏文
1
1金沢大学附属病院放射線科
2同 病理
3同 整形外科
4同 呼吸器内科
キーワード:
リンパ増殖性疾患(LPD)
,
壊死
,
メトトレキセート(MTX)
,
エプスタイン・バーウイルス(EBV)
Keyword:
リンパ増殖性疾患(LPD)
,
壊死
,
メトトレキセート(MTX)
,
エプスタイン・バーウイルス(EBV)
pp.985-989
発行日 2017年7月10日
Published Date 2017/7/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000063
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メトトレキセート(MTX)は関節リウマチ(RA)などの自己免疫性疾患に対し用いられる免疫抑制剤であり,RA に対して最も頻繁に用いられる薬剤の一つである。しかし,MTX 内服患者はリンパ腫を発症しやすいことが次第に報告され,以後MTX 関連リンパ増殖性疾患(MTX—LPD)はMTX のまれな合併症として認知されてきている1)2)。
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