特集 鼠径部・腹壁瘢痕ヘルニア手術を極める―直達手術から腹腔鏡・ロボット支援手術まで
Ⅲ.腹壁瘢痕ヘルニア 9)ロボット支援腹壁瘢痕ヘルニア修復術
嶋田 元
1
,
松原 猛人
1
1聖路加国際病院ヘルニアセンター
キーワード:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
ロボット支援手術
,
腹膜外修復
Keyword:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
ロボット支援手術
,
腹膜外修復
pp.1397-1406
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003997
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腹壁瘢痕ヘルニアは手術に伴い発生する合併症の1つであり,手術部位の膨隆,痛み,違和感のみならず,体幹動作,努責,呼吸,排尿,排便,咳嗽などの機能を司る腹壁機能が阻害されQOL(quality of life)の低下につながる1)。緊急手術に至ると,死亡率・合併症率は予定手術の20倍以上との報告2)もあり,無視することのできない病態である。
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