Japanese
English
特集 ヘルニアに対する最新の外科治療
II. 鼠径部ヘルニア以外
5.腹壁瘢痕ヘルニアの治療について
Advances in the treatment of incisional hernia
松原 猛人
1
,
嶋田 元
1
,
二宮 葵
1
,
光岡 浩一郎
1
,
三本松 毬子
1
,
海道 利実
1
T. Matsubara
1
,
G. Shimada
1
,
A. Ninomiya
1
,
K. Mitsuoka
1
,
M. Sanbonmatsu
1
,
T. Kaido
1
1聖路加国際病院
キーワード:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
腹腔鏡
,
eTEP
,
TAR
Keyword:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
腹腔鏡
,
eTEP
,
TAR
pp.1115-1120
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_1115
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腹腔鏡下腹壁瘢痕ヘルニア修復術は大きなパラダイムシフトを迎えた.すなわちテンションフリー修復術からヘルニア門縫合閉鎖による腹壁機能の再建,メッシュ関連合併症を最小とするための腹腔内から腹膜外への修復層の変化である.この一連の流れは,再発リスクをも有意に低下させることが明らかとなった.本稿では,この進化の中核を担ったenhanced-view totally extraperitoneal mesh repair(eTEP)法および腹横筋リリースについて解説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2024