特集 鼠径部・腹壁瘢痕ヘルニア手術を極める―直達手術から腹腔鏡・ロボット支援手術まで
Ⅲ.腹壁瘢痕ヘルニア 5)eTEP法
太田 智之
1
1千葉徳洲会病院外科
キーワード:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
Rives-Stoppa法
,
eTEP法
Keyword:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
Rives-Stoppa法
,
eTEP法
pp.1349-1358
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003993
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2012年Daesにより,鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡手術の術式としてeTEP(enhanced view-totally extraperitoneal repair)法という概念が発表された1)。それを契機にeTEP法は,腹壁ヘルニアに応用されるようになった。さらに,Noviskyらは2012年にpCST(posterior component separation technique)であるTAR(transversus abdominis release)を発表した2)。eTEPの手技から,TARを追加することによりヘルニア門が大きい症例でも治療が可能となり,さらに腹壁ヘルニアの手術治療は理想的なものとなった。
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