特集 高難度肝胆膵外科手術アトラス2022
Ⅱ 各論 B 胆道 4 胆嚢癌に対する肝切除
三浦 宏平
1
,
坂田 純
1
,
石川 博補
1
,
滝沢 一泰
1
,
小林 隆
1
,
若井 俊文
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器・一般外科学分野
キーワード:
胆嚢癌
,
肝S4a+S5切除
,
領域リンパ節郭清
Keyword:
胆嚢癌
,
肝S4a+S5切除
,
領域リンパ節郭清
pp.571-577
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002719
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胆嚢癌は,その解剖学的位置や生物学的悪性度の高さから,隣接臓器,とくに肝臓や肝十二指腸間膜に容易に浸潤し,高率にリンパ節転移をきたすことが知られている。本疾患において,長期生存が得られる唯一の根治的治療法は癌遺残のない外科切除(R0切除)である。さまざまな進展様式を呈する胆嚢癌に対しては,個々の症例の病巣所見に応じた適切な術式選択が必須である。手術のポイントとして,以下の2点が重要となる。
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