Japanese
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特集 イラストでわかる!—消化器手術における最適な剝離層
胆囊癌手術における剝離層の選択
Dissection line in the surgical resection of gallbladder cancer
坂田 純
1
,
田島 陽介
1
,
安藤 拓也
1
,
相馬 大輝
1
,
油座 築
1
,
廣瀬 雄己
1
,
石川 博補
1
,
堅田 朋大
1
,
三浦 宏平
1
,
滝沢 一泰
1
,
小林 隆
1
,
若井 俊文
1
Jun SAKATA
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器・一般外科学分野
pp.842-848
発行日 2017年7月20日
Published Date 2017/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211674
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【ポイント】
◆領域リンパ節郭清の際には,温存すべき脈管や膵頭部といった正常組織を露出する層で剝離を進め,リンパ節を含む残りの組織をすべてen blocに摘出する意識が大切である.
◆胆囊床切除を行う際には,胆囊板に近づかないように肝切離を進めて肝前区域のグリソン鞘本幹に到達し,胆囊板をグリソン鞘への移行部で切離する.
◆胆管を温存して胆管周囲のリンパ節を郭清する際には,右肝動脈および後上膵十二指腸動脈から分岐するいわゆる3 o'clock artery・9 o'clock artery,および胆管の血管網を温存する層で剝離を進める.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画(Flash形式)を見ることができます(公開期間:2020年7月末まで)。
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