特集 腹部ヘルニア手術のすべて
Ⅱ.成人の鼠径部ヘルニア手術 7)TAPP法
中川 基人
1
,
吉川 祐輔
1
,
筒井 麻衣
1
,
高野 公徳
1
,
山本 聖一郎
1
,
金井 歳雄
1
1平塚市民病院外科
キーワード:
transabdominal preperitoneal approach(TAPP)
,
メッシュ
,
腹膜鞘状突起
Keyword:
transabdominal preperitoneal approach(TAPP)
,
メッシュ
,
腹膜鞘状突起
pp.1043-1053
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000743
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
わが国のtransabdominal preperitoneal approachによる腹腔鏡下ヘルニア修復術(TAPP法)施行件数は近年増加し続けている1)。しかし,その再発率は鼠径部切開法よりも高く,確実な手術手技の普及が急務である。一方,手術手技をエビデンスのみに基づいて検証,進歩させていくことは容易でない。手術手技においては先人の指導を受けながら外科医自ら習得することが最良の上達方法であると信じる。本稿ではエビデンスにとらわれずに筆者が感じていることをありのまま述べていく。
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.