特集 急性腹症の外科手術2018
炎症性腸疾患による急性腹症に対する手術
池内 浩基
1
,
内野 基
1
,
坂東 俊宏
1
,
竹末 芳生
2
,
冨田 尚裕
3
1兵庫医科大学炎症性腸疾患外科
2兵庫医科大学炎症性腸疾患外科 感染制御部
3兵庫医科大学炎症性腸疾患外科 下部消化管外科
キーワード:
急性腹症
,
潰瘍性大腸
,
クローン病
Keyword:
急性腹症
,
潰瘍性大腸
,
クローン病
pp.285-291
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000597
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広義には感染性腸炎も炎症性腸疾患(inflammatorybowel disease;IBD)に含まれる。腹痛が強く,救急外来を受診する症例も珍しくない。このような症例では,手術を必要とする疾患かどうかの見極めが重要となる。本稿では,炎症性腸疾患のなかで,緊急手術となる頻度の高い潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis;UC), クローン病(Crohn’s disease;CD)およびベーチェット病について概説する。
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