大腸肛門病外科-最新のトピックス
炎症性腸疾患 炎症性腸疾患におけるストーマ造設に関する諸問題
池内 浩基
1
,
内野 基
,
松岡 宏樹
,
坂東 俊宏
,
竹末 芳生
,
冨田 尚裕
1兵庫医科大学
キーワード:
Crohn病
,
病的狭窄
,
術後合併症
,
人工肛門造設術
,
大腸炎-潰瘍性
,
腸瘻
,
直腸腫瘍
,
膿瘍
,
腫瘍過程
,
外科的ストーマ
,
膿皮症-壊疽性
Keyword:
Abscess
,
Constriction, Pathologic
,
Crohn Disease
,
Colitis, Ulcerative
,
Intestinal Fistula
,
Neoplastic Processes
,
Postoperative Complications
,
Rectal Neoplasms
,
Pyoderma Gangrenosum
,
Surgical Stomas
pp.1468-1473
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013087102
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潰瘍性大腸炎(UC)では高齢者を除いて一時的なストーマが多いのに対して、Crohn病(CD)では直腸切断術を行っていなくても、永久ストーマである症例が多数を占める。UC例のストーマ造設に関する問題点として頻度が高いのは、第一期手術後のループ式ストーマ造設時にみられる排泄障害である。一方、CD領域では、ストーマ造設部位は再燃の好発部位であり、再手術例が多いこと、さらに、直腸空置例では同部位の発癌例が増加していることである。
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