特集 攻めるか守るか 直腸癌手術の機能温存と拡大切除
外括約筋の温存と合併切除─外括約筋温存可能な下部直腸癌
赤木 由人
1
,
久下 亨
1
,
下村 晋
1
,
弓削 浩太郎
1
,
藤田 文彦
1
,
衣笠 哲史
1
1久留米大学外科学
キーワード:
括約筋間直腸切除術
,
外括約筋切除
,
排便機能
Keyword:
括約筋間直腸切除術
,
外括約筋切除
,
排便機能
pp.1321-1327
発行日 2017年8月15日
Published Date 2017/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000109
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括約筋切除を考慮する下部直腸癌は,癌の下縁が肛門縁から約5 cm以下である。壁深達度が固有筋層や内括約筋にとどまるものは理論的には括約筋間直腸切除術(intersphincteric resection;ISR)を選択するが,筋層を超えるものは腹会陰式直腸切断術(abdomioperineal resection;APR)が選択される。
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