Japanese
English
特集 大腸切除と機能温存
直腸癌の括約筋温存術式—重積法
Sphincter preserving operation for cancer of the rectum:invagination technique
安富 正幸
1
,
松田 泰次
1
Masayuki YASUTOMI
1
,
Taiji MATSUDA
1
1近畿大学医学部第1外科
pp.1675-1681
発行日 1984年12月20日
Published Date 1984/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208879
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- 1ページ目 Look Inside
はじめに
直腸癌手術に対して,以前は腹会陰式直腸切断術が基本的な術式であるとされていたが,人工肛門による障害が問題とされるにつれ,上部直腸癌に対しては人工肛門を造設しない肛門括約筋保存手術が広く行われるようになつてきた.この歴史的変遷からみても肛門括約筋保存手術に際しては良好な排便機能が維持され,しかも癌根治性を低下させないことが重要である.
肛門括約筋保存手術には前方切除術,重積手術,pull-through手術などがあるが,pull-throu—gh手術は切除範囲からみれば適応範囲は広いが,排便機能が不良であり,現在ではこの術式に対し批判的な意見が多い.

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