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特集 悪性黒色腫
ニボルマブ・イピリムマブ併用療法を施行した悪性黒色腫の2例
Two cases of malignant melanoma treated with nivolumab-ipilimumab combination therapy
須田 文
1
,
山田 隆弘
1
,
武藤 正彦
1
Aya SUDA
1
,
Takahiro YAMADA
1
,
Masahiko MUTO
1
1山口県立総合医療センター,皮膚科(主任:山田隆弘診療部長)
キーワード:
悪性黒色腫
,
ニボルマブ
,
イピリムマブ
Keyword:
悪性黒色腫
,
ニボルマブ
,
イピリムマブ
pp.291-293
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004451
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症例1:64歳,女性。右側腹部悪性黒色腫,頭蓋骨転移を認めた。ペムブロリズマブ療法開始6週後に骨転移,肝転移が出現した。症例2:88歳,男性。左第1趾悪性黒色腫に対して趾切断術を施行した。3年後に左足背にin-transit転移が出現し,ペムブロリズマブ療法を開始した。3カ月後に肝転移,肺転移,背部皮下腫瘍が出現した。症例1,2ともに病勢が悪化した後,ニボルマブ・イピリムマブ併用療法を施行した。以降,ニボルマブ単独療法を継続しているが,増悪なく経過している。PD-L1蛋白発現率が1%以上であっても,免疫チェックポイント阻害薬投与歴の有無にかかわらずニボルマブ・イピリムマブ併用療法を検討する必要があると考えた。
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