Japanese
English
特集 真菌症
Trichophyton mentagrophytesによる小児ケルスス禿瘡の1例
A Child Case of Kerion Celsi Caused by Trichophyton mentagrophytes
中村 華子
1,2
,
辻 香織
2
,
石井 賢太郎
2
,
北島 麻耶子
2
,
杉江 瑠美
2
,
足立 真
2
,
足立 知子
3
Hanako NAKAMURA
1,2
,
Kaori TSUJI
2
,
Kentaro ISHII
2
,
Mayako KITAJIMA
2
,
Rumi SUGIE
2
,
Makoto ADACHI
2
,
Tomoko ADACHI
3
1昭和大学,皮膚科学教室
2関東労災病院,皮膚科(主任:足立 真部長)
3同愛記念病院,眼科
キーワード:
ケルスス禿瘡
,
小児例
,
Trichophyton mentagrophytes
,
イトラコナゾール
Keyword:
ケルスス禿瘡
,
小児例
,
Trichophyton mentagrophytes
,
イトラコナゾール
pp.1058-1059
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001438
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
現病歴 2016年5月初旬に窓枠に左前額部をぶつけた。受傷部位の擦過傷に対しては医療機関を受診しなかった。徐々に創部周囲の皮疹が拡大したため,同月末に前医を受診し,湿疹疑いに対してステロイド外用が開始された。皮疹の拡大継続を認めたため,同年6月末に前医を再診した。その際の毛髪と頭皮の鏡検は陰性であり,膿痂疹を疑いセフジニル内服とナジフロキサシンクリーム外用,次いでルリコナゾール軟膏外用へ治療を変更するも症状が増悪したため,同年7月初旬に当科を受診した。
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.