Japanese
English
症例
右腋窩副乳過誤腫の1例
Accessory Breast Hamartoma in the Right Axilla
加藤 真梨子
1
,
増井 友里
1
,
仙田 尚之
1
,
赤塚 太朗
1
,
中村 洸樹
1
,
吉崎 歩
1
,
山田 大資
1
,
宮垣 朝光
1
,
糸魚川 彩
2
,
菊池 かな子
2
,
佐藤 伸一
1
Mariko KATO
1
,
Yuri MASUI
1
,
Naoyuki SENDA
1
,
Taro AKATSUKA
1
,
Kouki NAKAMURA
1
,
Ayumi YOSHIZAKI
1
,
Daisuke YAMADA
1
,
Tomomitsu MIYAGAKI
1
,
Aya ITOIGAWA
2
,
Kanako KIKUCHI
2
,
Shinichi SATO
1
1東京大学医学部附属病院,皮膚科(主任:佐藤伸一教授)
2三井記念病院,皮膚科(主任:菊池かな子部長)
キーワード:
副乳過誤腫
,
腋窩
Keyword:
副乳過誤腫
,
腋窩
pp.1633-1636
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000991
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39歳,女性。10年前より自覚する右腋窩の皮下腫瘤を主訴に前医を受診した。生検にて乳腺過誤腫が考えられ,当科を紹介受診した。右腋窩に11×19cm大で弾性軟の皮下腫瘤があり,CTでは通常乳腺との連続性はなかった。全切除の病理組織で腫瘍は境界明瞭で,線維性間質内に乳管や小葉構造が散在し,細胞の異型はなかった。合併切除した腫瘍直上の脂肪組織にも乳管や小葉構造が存在し,右腋窩に生じた副乳過誤腫と診断した。副乳過誤腫はわれわれが調べ得た限りでは,自験例も含めてこれまで5例の報告のみであった。極めてまれな症例を経験したため,報告する。
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