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男性の腋窩に生じた巨大副乳
池田 彩子
1
,
新山 史朗
,
中橋 佳大
,
高橋 美咲
,
福田 英嗣
,
高橋 啓
,
向井 秀樹
1東邦大学医療センター大橋病院 皮膚科
キーワード:
腋窩
,
しびれ
,
免疫組織化学
,
皮膚外科
,
副乳房
Keyword:
Axilla
,
Immunohistochemistry
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.476-477
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016208997
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40歳男。1年前より左腋窩の腫瘤を自覚し、1ヵ月前より左手指全体のしびれも出現してきたため当科を受診した。初診時、左腋窩に5cm大、弾性硬の腫瘤を触知し、超音波では皮下組織内にhigh echoとlow echoが混在する領域を認め、境界不明瞭で形状は分葉状、内部は不均一であった。局所麻酔下に切除術を施行し、病理組織・免疫組織学的所見より、副乳と診断された。術後、左手指のしびれは消失し、術後6ヵ月の現在、再増大傾向はみられない。
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