綜説
緑内障と黄斑疾患
土屋 俊輔
1
,
東出 朋巳
1
1金沢大学眼科学教室
キーワード:
vitrectomy
,
macular hole
,
glaucoma
,
epiretinal membrane
,
visual field
Keyword:
vitrectomy
,
macular hole
,
glaucoma
,
epiretinal membrane
,
visual field
pp.1407-1413
発行日 2019年11月5日
Published Date 2019/11/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001448
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近年,硝子体手術,光干渉断層計(optical coherence tomography:OCT)の目覚ましい発展により,硝子体手術はより低侵襲,OCTはより網膜の詳細な観察が可能になってきた。これらの恩恵によって硝子体手術の適応はより術前視機能が良好な症例にも拡大し,OCTによって網膜疾患,緑内障の診断の機会が増大したと思われる。これに伴い,日常診療において緑内障を合併した網膜疾患の治療にあたる機会が多くなり,緑内障合併眼に特有の注意点も明らかになってきた。本稿では,緑内障と黄斑疾患との関連,経過観察や治療にあたっての注意点などを中心に述べる。
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