特集 黄斑萎縮の病態・原因・対応
1 黄斑萎縮の病態と検査
飯島 裕幸
1
1山梨大学医学部眼科学教室
キーワード:
黄斑萎縮
,
Humphrey視野検査
,
眼底自発蛍光
,
OCT
Keyword:
黄斑萎縮
,
Humphrey視野検査
,
眼底自発蛍光
,
OCT
pp.1363-1366
発行日 2019年11月5日
Published Date 2019/11/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001442
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黄斑萎縮はさまざまな黄斑疾患の進行期において終末期像としてみられ,中心窩またはその周囲の視細胞/網膜色素上皮(RPE)/脈絡膜毛細血管板からなる複合体の菲薄化あるいは消失を示す。その病像の形態学的な把握には,平面像としての眼底自発蛍光(FAF)検査と,断面像としての光干渉断層計(OCT)が特に有用である。機能面からみた進行度や視覚の質(QOV)の評価には矯正視力検査だけでなく,中心10°Humphrey視野検査など静的自動視野計による10°の中心視野検査が有用である。
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