症例
乳腺腺筋上皮腫の1例
保利 治子
1
,
平方 良輔
,
西中 秀和
,
山崎 徹
,
山元 英崇
1国家公務員共済組合連合会新小倉病院 放射線科
キーワード:
MRI
,
乳房腫瘍
,
免疫組織化学
,
CD34抗原
,
部分的乳房切除
,
乳房超音波診断
,
腺筋上皮腫
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Immunohistochemistry
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Mastectomy, Segmental
,
Ultrasonography, Mammary
,
Antigens, CD34
,
Adenomyoepithelioma
pp.937-942
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2016371958
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症例は60歳代女性で、CTで左乳房に17mmの腫瘤を指摘された。US所見では、左乳房C領域に縦12mm×横17mm、分葉形、境界明瞭、低エコーで一部高エコーを混じる内部不均一な腫瘤を認めた。MMG所見では、腫瘤の辺縁は微細分葉状で、内部に5個の微小石灰化の集簇がみられた。画像所見から乳癌の疑いで針生検を施行し、良性の腺筋上皮腫と診断した。左乳房円状部分切除術とセンチネルリンパ節生検(転移なし)を施行した。病理組織学的所見により良性の腺筋上皮腫と診断した。
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