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経過中に直腸神経内分泌腫瘍を発症した皮膚筋炎の1例
安田 葉月
1
,
古川 福実
,
森畠 康策
1東邦大学医療センター大橋病院 皮膚科
キーワード:
Prednisolone
,
直腸腫瘍
,
経口投与
,
皮膚筋炎
,
免疫組織化学
,
神経内分泌腫瘍
Keyword:
Administration, Oral
,
Dermatomyositis
,
Immunohistochemistry
,
Prednisolone
,
Rectal Neoplasms
,
Neuroendocrine Tumors
pp.470-471
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016208994
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75歳女。半年前から顔面・体幹のそう痒を伴う紅斑が出現し近医受診後、当科紹介となった。初診時、両眼瞼に浮腫性紫紅色斑、頸部から前胸部にそう痒の強いびまん性浮腫性紅斑がみられ、さらに爪囲紅斑、爪上皮の延長、爪上皮出血点がみられた。病理組織像および臨床検査所見より、皮膚筋炎と診断し、プレドニゾロンの内服を開始した。治療開始後は症状の改善を認め、経過良好であったが、初診より19年後に直腸神経内分泌腫瘍(NET)を発症した。NET切除前に認められた顔面の紅斑は、腫瘍切除後に軽快がみられた。
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