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足底の皮下型サルコイドーシスの一例
江上 将平
1
,
本田 治樹
,
横山 知明
,
杉浦 丹
1静岡市立清水病院 皮膚科
キーワード:
経皮投与
,
膝
,
皮膚疾患-足部
,
Tacrolimus
,
皮膚外科
,
サルコイドーシス-皮膚
,
皮膚結節
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Foot Dermatoses
,
Knee
,
Tacrolimus
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.472-473
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016208995
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47歳女。5年前に胸部X線検査で異常陰影を指摘され、経過観察中であった。3ヵ月前より右足底に皮下硬結を生じ、歩行時に異物感を自覚したため当科を受診した。初診時、右足底第4趾基部に大豆大の境界比較的明瞭なゴム様硬の皮下結節を認め、右膝部には小豆大のやや光沢を有する小結節が2ヶ所みられた。右足底の皮下結節を全摘し、病理組織学的に皮下型皮膚サルコイドーシスと診断された。全身検索では肺にサルコイドーシスが確認された。肺病変に関しては呼吸苦症状もなく、無治療で経過観察し、右膝部の皮膚病変は0.1%タクロリムス軟膏外用にて軽快が得られた。
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