整形トピックス
凍結肩の関節包におけるインフラマソーム活性化の関与
高橋 正樹
1,2
,
山本 宣幸
1
,
相澤 俊峰
1
1東北大学整形外科
2いわき市医療センター整形外科
pp.1336-1336
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_1336
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凍結肩は,肩関節の疼痛と可動域の制限を主徴とする病態であり,有病率は一般人口の2~5%と,比較的頻度の高い疾患である.病期によって疼痛から可動域制限まで多彩な症状を呈し,自然に治癒する患者も多い.凍結肩の病態は完全には解明されていないが,その病態の主座は肩関節包の炎症と線維化とする報告が多い1,2).加えて,腱板疎部や烏口上腕靱帯の関与を示す研究も散見される3,4).
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