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特集 インフラマソーム
AIM2(absent in melanoma 2)はインフラマソームの活性化に関与する
Involvement of AIM2(absent in melanoma 2)in the activation of inflammasome
土屋 晃介
1
,
光山 正雄
1
Kohsuke Tsuchiya
1
,
Masao Mitsuyama
1
1京都大学大学院 医学研究科 微生物感染症学分野
pp.202-207
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101141
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インフラマソームの概念が提唱されて10年ほどが経過したが,ようやくその活性化機序,生理学的役割,各種疾患との関連づけなど非常に幅広い分野で研究が行われ,興味深い知見が次々に報告されてくるようになった。近年のトピックの一つとしてあげられるのがAIM2(absent in melanoma 2)インフラマソームの発見であろう。AIM2は細胞質内で二本鎖DNAを認識する受容体であり,カスパーゼ1の活性化を介して炎症性サイトカインの産生や炎症性プログラム細胞死を誘導する。本稿ではAIM2に焦点を当て,その同定の経緯から生理的役割についての最近の解析まで,これまでの知見を紹介していきたい。
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