特集 非がん疾患に対する緩和ケア
疾患別の特性
腎不全
海渡 翔
1
1梶原診療所
キーワード:
末期腎不全
,
保存的腎臓療法
,
意思決定支援
,
腎臓緩和ケア
Keyword:
末期腎不全
,
保存的腎臓療法
,
意思決定支援
,
腎臓緩和ケア
pp.235-238
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_235
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Summary
▪透析がQOLや寿命の改善につながらない可能性がある場合,透析非導入あるいは中止を選択し,保存的腎臓療法(CKM)を行う選択肢がある.
▪CKMでは意思決定を支援し,保存期慢性腎臓病(CKD)の管理目標を緩和し,痛みなどの苦痛を軽減し,患者固有の目標やQOLを最大化する包括的なアプローチを行う.
▪生命を脅かす病に直面している患者とその家族の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し,的確に評価を行い対応する腎臓緩和ケアは,生命を脅かす末期腎不全(ESKD)患者には必要不可欠である.
© Nankodo Co., Ltd., 2021