増大号 AKI・CKDの診断・治療に臨床検査を活かせ
2章 腎疾患診療の進め方
腎代替療法選択の進め方
八尋 真名
1
,
倉賀野 隆裕
1
1兵庫医科大学循環器・腎透析内科学
キーワード:
慢性腎臓病
,
CKD
,
療法選択
,
共同意思決定
,
SDM
,
保存的腎臓療法
,
CKM
,
アドバンス・ケア・プランニング
,
ACP
Keyword:
慢性腎臓病
,
CKD
,
療法選択
,
共同意思決定
,
SDM
,
保存的腎臓療法
,
CKM
,
アドバンス・ケア・プランニング
,
ACP
pp.395-398
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203571
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
腎臓の働きが低下し,自分の腎臓で健康状態を維持できなくなると,腎代替療法として,血液透析(hemodialysis:HD)・腹膜透析(peritoneal dialysis:PD)・腎移植のいずれかを選択する必要がある.全ての治療法においてわが国は世界でもトップレベルの成績であるが,患者がそれぞれの長所・短所を十分に理解して,自分の生活環境やライフスタイルに最も適した治療法を選択する1)のは困難なことである.
よって,適切なタイミングで患者に療法選択に関する情報を提供し,患者自身が主体性をもって適切な治療法を選択できるよう,腎代替療法選択を進めていくことは非常に重要である.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.