リレーエッセイ こちらがん看護スペシャリスト奮闘中! ~新たな敵と対峙してがん医療を前進させる~ 【3】
治療待機患者の不安に向き合う
この危機を『看護の本質』を再考する機会ととらえる
梅岡 京子
1
Kyoko UMEOKA
1
1奈良県立医科大学附属病院看護部,緩和ケアセンター/がん看護専門看護師
pp.328-329
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango26_328
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自己紹介
私は2010年にがん看護専門看護師の認定を受け,外来がん治療部門,病棟主任としての勤務経験を経て,現在は緩和ケアセンターのジェネラルマネージャーとして,運営マネジメント,地域や他部門,他職種等との調整を行っています.
当院は都道府県がん診療連携拠点病院であるとともに特定機能病院,第一種・第二種感染症指定医療機関等のさまざまな役割を担っています.第一波より新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の受け入れを重点的に行っており,Infection Control Team (ICT)や最前線でケアに従事する医療者とともに「COVID-19終末期患者の面会の是非」や「経験したことのない環境でのケア(従来の当たり前だったケアが提供できないこと)に対する葛藤」等に関する多職種カンファレンスに専門看護師として参加してきました.
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