連載 あるべき自己を求めて—看護は自己創造の道・7
自分を見つめる機会
柳田 正臣
1
1柳田エンカウンター・ソサエティ
pp.696-699
発行日 1995年7月1日
Published Date 1995/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904857
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
私たちは,ときどき立ち止まって自分自身を見つめ直す機会を持つということが,非常に大切なことだと思います.毎日の雑用や仕事や対人関係のなかで,ともすると私たちはそれらに埋没してしまい,自分を見失いがちになります.看護婦という職業はたいへんな仕事です.そのため,1人ではとても解決できない多くの難問の狭間に働いています.
それの一歩でもの解決のために大切なことは,多忙な職業生活から短時日そこから離れて,困っている自分を見つめ直す心の余裕を捜し出すことだと思います.そのための具体的な手段は,しばしの間でも熱中できる趣味や娯楽を持つということでしょう.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.