リレーエッセイ こちらがん看護スペシャリスト奮闘中! ~新たな敵と対峙してがん医療を前進させる~ 【2】
がん治療が招く感染リスクに挑む
患者さんの思いを聴き,得られた情報を発信する
岩田 友子
1
Tomoko IWATA
1
1地方独立行政法人桑名市総合医療センターがん相談支援センター/がん看護専門看護師
pp.248-249
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango26_248
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自己紹介
私は三重県北部にある桑名市総合医療センターのがん相談支援センターで勤務しています.当院は400床を有し,がんや脳卒中,循環器疾患の治療に力を入れている中核病院です.新型コロナウイルス感染症患者等入院医療機関として指定を受け,現在も新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)の検査や治療を行っています.
私が専門看護師(以下,CNS)を目指したきっかけは,臨床の中でがん患者さんとかかわることが多く,その人らしく生きることを支えたいと考えてきたことです.大学院では,「がんという命を脅かす疾患に罹患し,治療やケアを受けておられる中で,患者さんがもっている力を引き出し,ご自身の生活を調整できるよう支援していくことの大切さ」を学びました.2013年にCNSの資格を取得し,その後は,病棟や外来化学療法室,緩和ケアチームなどで活動してきました.
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