リレーエッセイ こちらがん看護スペシャリスト奮闘中! ~新たな敵と対峙してがん医療を前進させる~ 【2】
がん治療が招く感染リスクに挑む
COVID-19の脅威と対峙しながらがん医療を進歩発展させていくために ~ピンチをチャンスに変える“change agency”としての飽くなき挑戦~
山田 みつぎ
1
Mitsugi YAMADA
1
1千葉県がんセンター看護局教育専任看護師長/がん看護専門看護師,がん化学療法看護認定看護師
pp.244-247
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango26_244
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自己紹介
私は2006年にがん化学療法看護認定看護師,2011年にがん看護専門看護師の認定を受けた後は,通院化学療法室でスタッフナースとして3年間の経験を経て,同部署でプレイングマネージャーとして5年間,スタッフとともに奮闘してきました.がん薬物療法を受ける患者に必発する副作用を予防緩和していくための体制強化やスタッフ教育,他部門との調整役割に励む一方で,「どうすれば患者が本来もっている力を引き出すことができ,さらに高めることができるか」ということを念頭に,データの集積やICT(情報通信技術)の活用などを通じて,患者のセルフマネジメント力を高めるための支援を強化するべく模索してきました.
現在は,新設された教育部の看護師長として,年間教育計画の立案や倫理教育プログラムの構築,看護研究活動への支援,スタッフのメンタルヘルス支援,がん診療連携拠点病院事業など,多岐にわたる活動を通して多職種・他部門のスタッフとかかわりつつ,自他ともに成長する喜びをかみしめながら自己研鑽に励んでいます.
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