Japanese
English
特集 消化管癌機能温存手術のすべて
II. 各論
3. 大腸
3）経肛門的内視鏡的局所切除術
Transanal endoscopic local excision
高橋 秀和
1
,
関戸 悠紀
1
,
波多 豪
1
,
浜部 敦史
2
,
荻野 崇之
3
,
三吉 範克
3
,
植村 守
3
,
山本 浩文
4
,
土岐 祐一郎
5
,
江口 英利
5
H. Takahashi
1
,
Y. Sekido
1
,
T. Hata
1
,
A. Hamabe
2
,
T. Ogino
3
,
N. Miyoshi
3
,
M. Uemura
3
,
H. Yamamoto
4
,
Y. Doki
5
,
H. Eguchi
5
1大阪大学消化器外科
2大阪大学大学院炎症性腸疾患治療学寄附講座
3大阪大学消化器外科
4大阪大学大学院保健学科
5大阪大学消化器外科
キーワード：
直腸悪性腫瘍
,
直腸温存
,
経肛門的内視鏡下手術
Keyword:
直腸悪性腫瘍
,
直腸温存
,
経肛門的内視鏡下手術
pp.77-85
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_77
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直腸癌に対しては直腸切除・放射線療法・化学療法が選択肢となりうるが，近年，直腸癌に対する直腸を温存した治療戦略に関するエビデンスが蓄積されつつあり，局所切除が見直され始めている．
直腸温存を実現するうえで直腸の局所切除は重要性が増しているものの，定型化はまだ行われていないと考える．本稿では，われわれが取り組んでいる直腸局所切除の実際の術式について解説する．術式の定型化の一助となれば幸いである．
© Nankodo Co., Ltd., 2023
