Japanese
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特集 手術に役立つ蛍光法のすべて
III. 下部消化管
3.One-step nucleic acid amplification法による大腸癌に対するインドシアニングリーンガイド下リンパ節郭清の臨床評価のための取り組み
Efforts for clinical evaluation of indocyanine green-guided lymphadenectomy for colorectal cancer using one-step nucleic acid amplification
高橋 秀和
1
,
関戸 悠紀
1
,
波多 豪
1
,
浜部 敦史
1
,
三吉 範克
1
,
植村 守
1
,
山本 浩文
1
,
土岐 祐一郎
1
,
江口 英利
1
H. Takahashi
1
,
Y. Sekido
1
,
T. Hata
1
,
A. Hamabe
1
,
N. Miyoshi
1
,
M. Uemura
1
,
H. Yamamoto
1
,
Y. Doki
1
,
H. Eguchi
1
1大阪大学消化器外科
キーワード:
大腸癌
,
インドシアニングリーン
,
近赤外蛍光
,
微小リンパ節転移
Keyword:
大腸癌
,
インドシアニングリーン
,
近赤外蛍光
,
微小リンパ節転移
pp.1263-1269
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1263
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大腸癌の手術においては支配血管の同定とその血管根部付近の郭清が重要であり,実際に術中に複数ある血管の中から支配血管を同定することに難渋することがある.大腸癌の術前もしくは術中に病変部付近にインドシアニングリーン(ICG)を局所注入し,リンパ流を観察しながらリンパ節郭清を行うナビゲーション手術に関する取り組みが報告され始めている.このICGナビゲーションガイド下のリンパ節郭清の臨床的優位性を担保するにはほかのモダリティとの組み合わせが必要で,微小リンパ節転移検出感度の高いone-step nucleic acid amplification(OSNA)法をICGガイド下のリンパ節郭清と組み合わせることにより,より感度の高いstage診断が可能となる可能性がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2022