Japanese
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特集 肥満症例に対する腹腔鏡下手術
II. 各論
8.肥満直腸癌症例に対する経肛門的直腸間膜切除術(TaTME)
TaTME for rectal cancer in obesity patients
浜部 敦史
1
,
沖田 憲司
1
,
西舘 敏彦
1
,
奥谷 浩一
1
,
碓井 彰大
1
,
秋月 恵美
1
,
石井 雅之
1
,
里吉 哲太
1
,
竹政 伊知朗
1
A. Hamabe
1
,
K. Okita
1
,
T. Nishidate
1
,
K. Okuya
1
,
A. Usui
1
,
E. Akizuki
1
,
M. Ishii
1
,
T. Satoyoshi
1
,
I. Takemasa
1
1札幌医科大学消化器・総合,乳腺・内分泌外科
キーワード:
肥満
,
直腸癌
,
TaTME
,
CRM
Keyword:
肥満
,
直腸癌
,
TaTME
,
CRM
pp.250-258
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_250
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直腸癌治療においては,直腸周囲切除断端(CRM)を確保した切除術を実施することが重要である.しかしながら,肥満症例における腹腔鏡下直腸癌手術は高難度であり,CRMを確保することは容易ではない.経肛門的直腸間膜切除術(transanal TME:TaTME)は,経腹的アプローチと比べて操作性が良好であり,CRM確保において有用である可能性がある.TaTMEを導入する際は特有の解剖理解が必要であり,本稿においてピットフォールを概説する.
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