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特集 専門医必携 新外科手術書―新しい手術手技のエッセンス
IV. 大腸
4.進行S状結腸癌に対する定型的D3郭清を伴う腹腔鏡下手術手技
The standard laparoscopic sigmoidectomy with D3 lymph node dissection
植村 守
1
,
土岐 祐一郎
1
,
江口 英利
1
M. Uemura
1
,
Y. Doki
1
,
H. Eguchi
1
1大阪大学大学院消化器外科学
キーワード:
腹腔鏡下S状結腸切除術
,
D3郭清
,
技術認定
Keyword:
腹腔鏡下S状結腸切除術
,
D3郭清
,
技術認定
pp.499-505
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_499
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近年の外科手術における低侵襲化の流れは急速な拡大をみせ,大腸癌手術領域でも腹腔鏡下手術は大きな潮流の一つとなっている.本邦では,内視鏡外科手術の健全な普及と進歩をうながし,国民の福祉に貢献することを目的とし,日本内視鏡外科学会によって内視鏡手術の技術認定制度が創設された.2004年から大腸外科領域で技術認定審査が開始され,現在ではS状結腸切除術が課題術式の一つとなっている.腹腔鏡下S状結腸切除術には,腹腔鏡下大腸切除術の基礎となる要素が多く含まれており,マスターすべき手術といえる.本稿では,技術認定取得に必要なエッセンスを説明する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021