Japanese
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特集 内視鏡手術からみえる新しい解剖学
II. 下部消化管
11.腹腔鏡下骨盤内臓全摘出において処理が必要な腸骨動静脈の分岐形態
Essentials of vascular anatomy for extended pelvic surgery
植村 守
1
,
土岐 祐一郎
1
,
江口 英利
1
M. Uemura
1
,
Y. Doki
1
,
H. Eguchi
1
1大阪大学消化器外科
キーワード:
内腸骨動脈
,
内腸骨静脈
,
仙骨神経
,
梨状筋
Keyword:
内腸骨動脈
,
内腸骨静脈
,
仙骨神経
,
梨状筋
pp.511-516
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_511
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腹腔鏡下手術の普及に伴い,骨盤内の詳細解剖の重要性が再認識されてきた.骨盤内拡大手術を確実かつ安全に施行するには骨盤内解剖の習熟が必要である.これらの解剖を立体的に認識し,実際の術野にいかに投影するかがカギとなるが,そのためには,血管解剖のみならず,骨盤内解剖や重要なランドマークになりうるそのほかの解剖学的構造物の認識が必須である.本稿では,骨盤内拡大手術に必要な骨盤内解剖に関して概説した.
© Nankodo Co., Ltd., 2022