Japanese
English
特集 外科手術と感染症
I. 総論
13. 術前咽頭培養の意義―術後感染性合併症との関連
Significance of preoperative oropharyngeal culture and relationship with postoperative infectious complications
湯田 匡美
1
,
松本 晶
1
,
谷島 雄一郎
1
,
矢野 文章
1
,
西川 勝則
2
,
渡邊 雅之
3
M. Yuda
1
,
A. Matsumoto
1
,
Y. Tanishima
1
,
F. Yano
1
,
K. Nishikawa
2
,
M. Watanabe
3
1東京慈恵会医科大学上部消化管外科
2西川医院
3がん研究会有明病院消化器外科
キーワード:
咽頭培養
,
術後肺炎
,
薬剤耐性菌
Keyword:
咽頭培養
,
術後肺炎
,
薬剤耐性菌
pp.484-488
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_484
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咽頭培養は広く実臨床で行われている一般的な検査であるが,監視目的で術前に採取した培養結果と術後合併症との関係についてはいまだ明らかとなっていない.本稿では,われわれが過去に発表した675例の食道癌手術患者の術前咽頭培養の結果と術後合併症および予後との関連についての報告と,類似関連した文献について紹介し,術前咽頭培養の意義について考察する.
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