Japanese
English
特集 消化器良性疾患に対する外科治療update
I. 上部消化管
1.食道裂孔ヘルニア・逆流性食道炎に対する外科治療update
Surgical treatment for hiatal hernia and reflux esophagitis
矢野 文章
1
,
増田 隆洋
1
,
坪井 一人
1
,
福島 尚子
1
,
湯田 匡美
1
,
髙橋 慶太
1
,
小村 伸朗
1
F. Yano
1
,
T. Masuda
1
,
K. Tsuboi
1
,
N. Fukushima
1
,
M. Yuda
1
,
K. Takahashi
1
,
N. Omura
1
1東京慈恵会医科大学上部消化管外科
キーワード:
食道裂孔ヘルニア
,
逆流性食道炎
,
腹腔鏡下噴門形成術
,
GERD
Keyword:
食道裂孔ヘルニア
,
逆流性食道炎
,
腹腔鏡下噴門形成術
,
GERD
pp.301-308
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_301
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高齢化社会の到来により,巨大食道裂孔ヘルニアを有する患者が増加した.2021年以降,われわれの施設で食道裂孔ヘルニアもしくは逆流性食道炎で手術適応となった患者の半数以上が傍食道型や混合型の巨大食道裂孔ヘルニア患者であった.一方,高解像度食道内圧検査やインピーダンス・pHモニタリング検査の普及により,胃食道逆流症(GERD)ばかりでなく非びらん性逆流症(NERD)や咽頭喉頭逆流症(LPRD)に関してもより詳細な病態を把握できるようになった.
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