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特集 病態に応じた栄養療法の重要性
II. 各論
3.胃癌患者の術前栄養状態の評価と術前栄養療法の実際
Assessment of preoperative nutritional status and our experience of preoperative nutritional support for patients with gastric cancer
福田 泰也
1
,
山本 和義
2
,
平尾 素宏
3
,
辻仲 利政
4
Y. Fukuda
1
,
K. Yamamoto
2
,
M. Hirao
3
,
T. Tsujinaka
4
1紀南病院外科
2大阪大学消化器外科
3大阪医療センター
4和泉市立総合医療センター
キーワード:
胃癌
,
術前栄養
,
低栄養
,
術後合併症
Keyword:
胃癌
,
術前栄養
,
低栄養
,
術後合併症
pp.1337-1342
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1337
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低栄養胃癌患者に対する術前栄養療法は,術後成績の向上をめざすうえで重要な支持療法である.しかし,術前の限られた期間の中での漫然とした栄養療法では期待した成果が必ずしも得られない.適切な栄養アセスメントを行い,栄養療法が本当に必要な集団を選別することが前提である.そのうえで,介入期間,栄養量,栄養剤の種類などを考慮した最適な栄養介入を行うことが肝要である.また,栄養介入効果を予測するための指標の開発が望まれる.
© Nankodo Co., Ltd., 2022