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特集 心不全の心臓リハビリテーションUp To Date
5 心不全患者における栄養状態の評価と介入
Current Status of Nutrition Management in Heart Failure Patients
白石 裕一
1,2
,
三上 靖夫
1
,
的場 聖明
2
Kazuhiro Siraishi
1,2
,
Yasuo Mikami
1
,
Satoaki Matoba
2
1京都府立医科大学付属病院リハビリテーション部
2京都府立医科大学付属病院循環器内科
キーワード:
心不全
,
低栄養
,
サルコペニア
,
カヘキシア
Keyword:
心不全
,
低栄養
,
サルコペニア
,
カヘキシア
pp.1143-1149
発行日 2020年12月18日
Published Date 2020/12/18
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要旨 心不全患者における栄養状態は予後予測因子であり,その評価は重要である.栄養障害の要因は多岐にわたるが心機能の面からは左心機能より右心機能の関与が注目されている.栄養状態の評価は問診,採血項目,身体計測,バイオインピーダンス法などの生理機能検査などが行われているが決定的な方法は確立されていない.当院では簡便な指標としてエコーを用いた大腿直筋厚の有用性を報告してきた.また,退院前の食事摂取エネルギー量の評価をすることで必要な食事摂取ができているか評価をし,どのような要因がその阻害因子になっているかを検討して介入している.当院での取り組みを紹介しながら心不全患者における栄養について概説する
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