Japanese
English
特集 病態に応じた栄養療法の重要性
II. 各論
2.食道癌患者の周術期合併症,予後と栄養療法の実際
Perioperative complications, prognosis and practice of nutritional treatment in patients with esophageal cancer
首藤 潔彦
1
,
幸田 圭史
1
,
鍋谷 圭宏
2
K. Shuto
1
,
K. Koda
1
,
Y. Nabeya
2
1帝京大学ちば総合医療センター外科
2千葉県がんセンター食道胃腸外科
キーワード:
食道癌
,
縫合不全
,
栄養
,
NEED
Keyword:
食道癌
,
縫合不全
,
栄養
,
NEED
pp.1331-1336
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1331
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縫合不全や反回神経麻痺,乳び胸は重篤化しやすく術後管理に難渋する合併症であると同時に,長期予後の悪化にも影響する.術前・術後の栄養療法は術後感染性合併症の低下,在院期間の短縮,予後の改善に有用と考えられている.経口摂取単独での早期の栄養的自立は困難な場合が多いことや合併症リスクを考慮し,術後は経腸栄養を付加した管理がすすめられる.免疫栄養薬に関してはエビデンスが少なく今後の検討がまたれる.
© Nankodo Co., Ltd., 2022