Japanese
English
特集 外科手術と感染症
II. 各論
1. 上部消化管外科
2)低栄養と周術期感染症
Malnutrition and perioperative infectious disease in patients with esophageal and gastric cancer
峯 真司
1
S. Mine
1
1順天堂大学上部消化管外科
キーワード:
低栄養
,
感染性合併症
,
食道癌
,
胃癌
Keyword:
低栄養
,
感染性合併症
,
食道癌
,
胃癌
pp.514-517
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_514
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
上部消化管疾患,特に食道癌胃癌は低栄養に陥りやすく,また低栄養は術後感染性合併症の増加を引き起こすほか,予後悪化に寄与する可能性も示唆されている.周術期には第一世代セフェム系薬を術前術中および術後48時間以内までに投与することが推奨されている.術後には縫合不全や肺炎などのさまざまな感染性合併症が起こりうるが,栄養療法や術前口腔ケア,術後リハビリテーションなどによる多面的な予防が重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2023