Japanese
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特集 病態に応じた栄養療法の重要性
II. 各論
1.食道癌患者の術前栄養状態の評価と栄養療法の実際
Preoperative nutritional status assessment and nutritional therapy in esophageal cancer patients
辻 貴之
1
,
川久保 博文
1
,
竹内 優志
1
,
松田 諭
1
,
北川 雄光
1
T. Tsuji
1
,
H. Kawakubo
1
,
M. Takeuchi
1
,
S. Matsuda
1
,
Y. Kitagawa
1
1慶應義塾大学一般・消化器外科
キーワード:
食道癌
,
栄養療法
,
周術期管理
Keyword:
食道癌
,
栄養療法
,
周術期管理
pp.1325-1330
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1325
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食道癌は,癌悪液質に加え食事摂取量低下により術前低栄養状態に陥っている症例が多い.術前低栄養状態は合併症や長期予後悪化のリスク因子となる可能性が報告されており,栄養状態の評価によるリスク予測,およびリスクに応じた介入が必要である.当院では,管理栄養士による栄養指導に加え,狭窄などの高リスク症例では胃瘻による経管栄養を積極的に行っている.多職種の連携による栄養評価,介入,管理が重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2022