Japanese
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特集 病態に応じた栄養療法の重要性
II. 各論
8.肝移植患者の術前栄養状態の評価と栄養療法の実際
Assessment of preoperative nutritional status and nutritional therapy in patients undergoing liver transplantation
海道 利実
1
T. Kaido
1
1聖路加国際病院消化器・一般外科
キーワード:
肝移植
,
周術期栄養療法
,
サルコペニア
,
体組成異常
Keyword:
肝移植
,
周術期栄養療法
,
サルコペニア
,
体組成異常
pp.1368-1373
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1368
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肝移植患者の多くは低栄養かつ体組成異常を有しており,栄養状態がもっとも不良なときに大侵襲手術を受ける.栄養管理の基本は,正確な栄養評価と適切な栄養介入である.われわれは,入院時に体組成を含めた栄養評価を行い,個々の栄養状態に応じたオーダーメード型周術期栄養・リハビリテーション療法を確立した.2016年以降,体組成を考慮した新たな移植適応を樹立・運用し,積極的な周術期栄養・リハビリテーション介入を行うことにより,移植後短期成績がきわめて良好となった.
© Nankodo Co., Ltd., 2022