Japanese
English
特集 消化器ステント術のすべて
II. 臓器別各論
3. 大腸
2)大腸ステント留置の偶発症とトラブルシューティング
Adverse events related to colonic stenting
桑井 寿雄
1
,
楠 龍策
1
,
田丸 弓弦
1
,
濵田 拓郎
1
,
和田 薫
1
,
森内 里歩
1
,
小西 宏奈
1
,
峠 香苗
1
,
山口 厚
1
,
河野 博孝
1
,
高野 弘嗣
1
T. Kuwai
1
,
R. Kusunoki
1
,
Y. Tamaru
1
,
T. Hamada
1
,
K. Wada
1
,
R. Moriuchi
1
,
H. Konishi
1
,
K. Tao
1
,
A. Yamaguchi
1
,
H. Kouno
1
,
H. Kohno
1
1呉医療センター・中国がんセンター消化器内科
キーワード:
大腸ステント
,
大腸悪性狭窄
,
偶発症
Keyword:
大腸ステント
,
大腸悪性狭窄
,
偶発症
pp.901-906
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_901
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大腸ステント留置は低侵襲で有用性も高いが,一定の割合で偶発症が発生してしまう.主な偶発症として,穿孔,再閉塞,逸脱などがあげられるが,事前に学習することでその発生率や重篤化率を下げることは可能である.その対策として,まず適応を見極めて予防的な挿入は避け,安全な手技に精通しておく必要がある.そして穿孔のリスク因子を可能な限り避け,再閉塞に対してはstent-in-stentで早急に対応することが大切である.
© Nankodo Co., Ltd., 2021