Japanese
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特集 消化器ステント術のすべて
II. 臓器別各論
3. 大腸
1)悪性大腸狭窄に対するステント治療の現状
Current status of stent treatment for malignant colonic obstruction
五十畑 則之
1
,
遠藤 俊吾
1
,
松井田 元
1
,
髙栁 大輔
1
,
根本 鉄太郎
1
,
根本 大樹
1
,
愛澤 正人
1
,
歌野 健一
1
,
冨樫 一智
1
N. Isohata
1
,
S. Endo
1
,
H. Matsuida
1
,
D. Takayanagi
1
,
T. Nemoto
1
,
D. Nemoto
1
,
M. Aizawa
1
,
K. Utano
1
,
K. Togashi
1
1福島県立医科大学会津医療センター小腸大腸肛門科学講座
キーワード:
悪性大腸狭窄
,
閉塞性大腸癌
,
大腸ステント
,
bridge to surgery(BTS)
Keyword:
悪性大腸狭窄
,
閉塞性大腸癌
,
大腸ステント
,
bridge to surgery(BTS)
pp.897-900
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_897
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大腸ステントが保険収載となり,緩和治療(palliative therapy)だけでなく,切除可能な閉塞性大腸癌に対する腸管減圧目的にステント留置する施設が多くなった.これまでの報告で,ステントによる術前減圧の良好な短期成績は確立されたといえる.長期予後については明確な結論がないが,近年は緊急手術とステント留置後の待機的根治術の予後に差がないという報告が増えている.本稿では,悪性大腸狭窄の評価,留置法,短期・長期成績,緩和治療について述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2021