Japanese
English
特集 消化器ステント術のすべて
I. 総論
2.消化器ステント留置の功罪
Gastrointestinal stenting:merits and demerits
前谷 容
1
I. Maetani
1
1東邦大学医療センター大橋病院消化器内科
キーワード:
食道ステント
,
胃十二指腸ステント
,
大腸ステント
,
胆管ステント
Keyword:
食道ステント
,
胃十二指腸ステント
,
大腸ステント
,
胆管ステント
pp.861-866
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_861
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ステントは管腔臓器の通過障害に対する低侵襲性治療として広く普及した.迅速な効果発現が得られる反面,経時的に偶発症が発生しやすくなることが示されるようになった.切除可能例に対しても用いられる場合が多いが,偶発症発生リスクやoncologic outcomeへの影響などが議論されている.意義の高いステント治療であるが,その著しい普及と治療環境の変化により,さまざまな課題が明らかになりつつある.本稿では各臓器のステントの功罪について詳述する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021