特集 閉塞性大腸癌の治療戦略と手術
4.大腸ステント留置後の全大腸内視鏡検査の有用性
清水口 涼子
1
,
髙雄 暁成
1
,
柴田 理美
1
,
小泉 浩一
2
,
川合 一茂
3
,
飯塚 敏郎
1
1がん・感染症センター 都立駒込病院消化器内科
2多摩北部医療センター内科
3がん・感染症センター 都立駒込病院大腸外科
キーワード:
大腸ステント
,
閉塞性大腸癌
,
大腸内視鏡検査
Keyword:
大腸ステント
,
閉塞性大腸癌
,
大腸内視鏡検査
pp.561-566
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003276
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近年,閉塞性大腸癌における術前減圧目的(bridge to surgery;BTS)の大腸ステント留置の良好な短期成績が報告1)されており,大腸癌治療ガイドライン2019年度版2)でも,初めて閉塞性大腸癌に対するBTSに関する項目が記載された。また,2020年に改訂された欧州消化器内視鏡学会(European Society of Gastrointestinal Endoscopy;ESGE)のガイドライン3)でBTSを基本的に推奨とする内容となったことで,今後さらに広がることが予想される。
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