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特集 消化器ステント術のすべて
II. 臓器別各論
2. 胃・十二指腸
3)胃癌幽門狭窄―バイパスかステントか
Gastrojejunostomy versus stent placement for malignant gastric outlet obstruction
松本 祐介
1
Y. Matsumoto
1
1姫路赤十字病院外科
キーワード:
胃癌幽門狭窄
,
バイパス術
,
ステント留置術
,
胃空腸吻合術
Keyword:
胃癌幽門狭窄
,
バイパス術
,
ステント留置術
,
胃空腸吻合術
pp.892-896
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_892
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切除不能進行胃癌の代表的症状である幽門狭窄に対しては,主に胃空腸バイパス術とステント留置術が行われている.予後が短いと予想される症例にはステントが,比較的長期生存が期待できる症例にはバイパス術が適応されてきたが,本邦から出された傾向スコアマッチング(propensity score matching:PSM)解析の結果からは,状態のよい症例にもステントが適応できる可能性も出てきた.各症例の病態に応じたきめ細かなマネジメントが必要とされる.
© Nankodo Co., Ltd., 2021