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特集 消化器ステント術のすべて
II. 臓器別各論
2. 胃・十二指腸
2)胃癌薬物療法中の悪性狭窄に対するステントの位置づけ
Enteral stenting for malignant gastric outlet obstruction due to gastric cancer during anti-cancer treatment
佐々木 隆
1
,
由雄 敏之
1
,
笹平 直樹
1
T. Sasaki
1
,
T. Yoshio
1
,
N. Sasahira
1
1がん研究会有明病院
キーワード:
胃癌
,
悪性狭窄
,
ステント
,
血管新生阻害薬
Keyword:
胃癌
,
悪性狭窄
,
ステント
,
血管新生阻害薬
pp.887-891
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_887
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切除不能進行・再発胃癌に対する薬物療法は年々進歩しており,予後延長も得られてきている.またさまざまな種類の薬剤が使用されるようになった.それに伴い内視鏡的消化管ステントの位置づけも変化してきている.特に血管新生阻害薬とステントの併用に伴う消化管穿孔のリスクが危惧されることで,その適応は大きくかわった.病状がより進行したタイミングでのステント治療が増えてきており,より安全で低侵襲の処置が求められている.
© Nankodo Co., Ltd., 2021