悪性消化管狭窄に対する最新マネージメント
悪性胃十二指腸狭窄に対するステント治療
佐々木 隆
1
1がん研究会有明病院 消化器内科
キーワード:
胃腫瘍
,
膵臓腫瘍
,
ステント
,
胆道腫瘍
,
胃流出路閉塞
,
血管新生阻害物質
Keyword:
Biliary Tract Neoplasms
,
Pancreatic Neoplasms
,
Stomach Neoplasms
,
Stents
,
Gastric Outlet Obstruction
,
Angiogenesis Inhibitors
pp.1127-1131
発行日 2016年6月20日
Published Date 2016/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016338489
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悪性胃十二指腸狭窄に対するステント治療は,外科的バイパス術の代替治療として広く普及してきている.近年ステントの改良に伴い,悪性胃十二指腸狭窄に対するステント治療はより安全な手技になってきている.また多様なステントが登場するようになったことで,それぞれのステントの特性を理解したうえで,さまざまな状況に応じて最適なステント選択をすることが必要となってきた.悪性胃十二指腸狭窄の原因となる癌自体の治療も日々進歩しており,血管新生阻害薬使用時のステント治療の適応など,新たに注意すべき点が出てきている.このように医療の進歩に伴って,ステント治療も時代とともに変化してきている.
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