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特集 消化器ステント術のすべて
II. 臓器別各論
2. 胃・十二指腸
1)胃癌・十二指腸癌に対する金属ステント留置術の適応と成績
Indications and outcomes of self-expandable metal stent for gastric and duodenal cancer
竹内 弘久
1
,
小島 洋平
1
,
鶴見 賢直
1
,
橋本 佳和
1
,
大木 亜津子
1
,
長尾 玄
1
,
阪本 良弘
1
,
須並 英二
1
,
阿部 展次
1
H. Takeuchi
1
,
Y. Kojima
1
,
M. Tsurumi
1
,
Y. Hashimoto
1
,
A. Ooki
1
,
G. Nagao
1
,
Y. Sakamoto
1
,
E. Sunami
1
,
N. Abe
1
1杏林大学消化器・一般外科
キーワード:
輸入脚閉塞症
,
自己拡張型金属ステント
,
内視鏡的ステント留置
Keyword:
輸入脚閉塞症
,
自己拡張型金属ステント
,
内視鏡的ステント留置
pp.881-886
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_881
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Malignant gastric outlet obstruction(malignant GOO)を認める胃・十二指腸癌非切除例に対する内視鏡的自己拡張型金属ステント(self-expandable metal stent:SEMS)留置術(内視鏡的SEMS留置術)は,生命予後2ヵ月以内と推測できる,全身状態が不良な患者に対する有用な緩和治療として広く行われている.しかし,術後再建腸管領域の癌再発による狭窄・閉塞病態に対する内視鏡的SEMS留置術では,手技の難易度が一気に上がり,その内容も確立されていない.本稿では,術後再建腸管の輸入脚領域の癌再発による狭窄・閉塞に対して,われわれが行っている2-step法による内視鏡的SEMS留置術(輸入脚にイレウス管留置・減圧→二期的に内視鏡的SEMS留置)の実際を中心に概説した.
© Nankodo Co., Ltd., 2021