Japanese
English
特集 消化器悪性腫瘍診療におけるガイドラインの功罪
II. 各論
3.大腸癌診療におけるガイドラインの功罪
The merits and demerits of the guidelines in the treatment of colorectal cancer
橋口 陽二郎
1
,
小澤 毅士
1
,
野澤 慶次郎
1
,
松田 圭二
1
Y. Hashiguchi
1
,
T. Ozawa
1
,
K. Nozawa
1
,
K. Matsuda
1
1帝京大学外科
キーワード:
大腸癌治療ガイドライン
,
動向調査
,
医療訴訟
,
薬物療法
Keyword:
大腸癌治療ガイドライン
,
動向調査
,
医療訴訟
,
薬物療法
pp.623-628
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_623
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大腸癌治療ガイドラインは,大腸癌の診療に従事する臨床医に広く普及し,必要不可欠なツールとして用いられている.推奨の明確化によってわかりやすくなる一方,ガイドラインによって治療選択肢が狭まると感じている医師が相当数いる.また,それを裏付けるように,ガイドラインが医療訴訟に判決に用いられる例が増加しつつあり,ガイドライン不遵守の場合には不利な判決を受ける可能性があり,不遵守には注意が必要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2020